2023.08.07
高山の家具メーカー日進木工がウイスキー樽「HIDA BARREL」を開発・製品化しました
(写真 左から、日進木工株式会社 北村社長、船坂酒造店 有巣社長、当社 田代)
飛騨高山の総合家具メーカー、日進木工株式会社が開いた「HIDA BARREL」の制作発表会(2023年7月19日)に参加しました。
日進木工は創業77年となる木工家具メーカーで、ダイニングテーブルや椅子を主に製作しています。当社は新事業として、飛騨の匠の技術を生かしたウイスキー樽「HIDA BARREL」を開発・製品化しました。
ジャパニーズウイスキーは今年、誕生100周年。近年は世界的に人気が沸騰しています。しかしながら、「ウイスキーは樽で決まる」と言われ風味を決定づけるウイスキー樽そのものに関しては、日本国内に専業メーカーはわずか1社と言われ、樽の大半を輸入に頼っている状況です。
日進木工のウイスキー樽「HIDA BARREL」の開発は、国内の家具メーカーでは初の試みです。
樽製造の技術は、飛騨家具の「曲木(まげき)の技術」を生かし独自に開発。あらかじめ曲げ加工を施した側板を組むことで、高い精度を保ち液漏れを防ぎます。
(曲木の技術でカーブした側板を持つ北村社長)
「HIDA BARREL」はすでに国内3か所のウイスキー蒸留所に納入が決まっています。今年3月に開所した岐阜県下初となるウイスキー蒸留所「飛騨高山蒸溜所」(船坂酒造店)がローンチ・カスタマーとなり、この7月に早速5丁の樽を納品しました。今後は海外への輸出も視野に入れ製造態勢を整備していくとのこと。
当社カンダまちおこしは、日進木工の本事業の企画段階から伴走支援してまいりました。ローカルクラウドファンディングOCOSでは今後、飛騨高山蒸溜所(船坂酒造店)・日進木工のコラボによる製品のリリースを計画しています。メイドイン飛騨高山ウイスキーと樽のコラボレーションををどうぞ楽しみにお待ちください。